2006年01月25日

中学・高校の建築学科を目指す人へ

今日は大学で学ぶ建築はどんなものかについて少し述べてみたいと思います。 これから大学で建築を学ぼうとしている中学・高校生がいれば、ぜひとも参考にしてください。
ここで今日のキーワードをとりあえず発表します。


数学・物理は建築に大きく関わる学問である!

高校生は微分・積分をしっかり学んでおくべし!


どちらも真実です。では本編をどうぞ。



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私が通っている大学での建築学は、大きく3つの分野に分かれます。

@意匠   A構造   B環境

@意匠(いしょう)というのが、大きくいえば建物のデザイン関係の分野のことです。

私の大学では、教授から出されたテーマにそった建物を自分なりに考えて図面や模型を作成し、教授や他の学生から批評を受けながら約3ヶ月で作品を作っています。

住宅・オフィス・コミュニティ施設・学校なんかがありましたね。


A構造というのが、大きくいえば建物にかかる力を計算する分野のこと(ほんとに大きくいえばですよ)です。

私の大学では、建物全体の力の計算や、鉄筋コンクリートや鉄骨についての知識や計算などの講義があります。


B環境というのが、身の回りの環境についての分野のことで、クーラーや暖房などの空調機器・身の回りで起こる音・時間ごとの太陽の光の差し込み方などの計算や知識を学ぶ講義がありました。


ここに挙げたのはホントに大まかなことで、私の大学ではもっと多くの建築に関する勉強をすることができます。

しかし、みなさんが行く大学によって学ぶことは様々です。

デザイン系の学問に特化していて、構造・環境系をあまり行わない大学もあるようです。その辺は注意してください。

講義内容をホームページで公開している大学もあるので、調べてみてください。 では、ここでキーワードの解説を。

意匠系ではあまり関係ありませんが、構造・環境系では

数式の計算は必須条件

といってもいいと思います。

特に構造系では、力の方向・仕事・モーメントなどの物理はでてくるし、実際に計算して値を出すときには微分・積分を使います!

実際に使っているので間違いないです。 ただ、どの分野もやってみれば奥が深くておもしろいものばかりなので、初めから苦手意識を持たないで、とりあえずやってみてください。

私も物理・数学はそれほど得意ではありませんが、その分勉強してついて行ってます。

今後の建築生予備軍のためになれば幸いです。では今日はこの辺で。



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posted by Takehiro at 12:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 経験から語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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